国民総幸福量(GNH)

新婚ほやほやのブータンの国王夫妻が来日した。アントニオ・猪木を端正にしたような横顔の国王が、かすりの着物みたいな民族衣装...

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エコノミック・アニマル

やわらかい秋の日差しがふりそそぐ窓辺で、ぶんぶんという羽音が聞こえてくる。一匹の昆虫が窓ガラスの内側に閉じ込められている...

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Thoughts in the Disastrous Earthquake

I was on the 6th floor of a building in central Tokyo on March 11th, the historical day of earthquake. It was Friday afternoon; people were busy for settling up the week’s jobs, but also enjoying the coming expectations for their week-ends. There suddenly comes a first quake. It’s a slow movement, and seemed to be usual small earthquakes. People...

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「震災に思うこと」

3月11日の震災の日に、私は都心のビルの6階にいた。週末の午後のオフィスはあわただしいながらも明るい気分が漂っていた。そ...

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吹きだまりの文化

木枯らしが吹く季節になると、あちこちに「吹きだまり」ができる。公園の生垣の根元や校庭の片隅に、落ち葉が堆積してかさこそと...

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混迷のなかの希望

私が東京で学生時代を過ごしたのは、1960年代の後半だった。当時の東京はいわゆる高度成長期のエネルギーに満ちてはいたが、...

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歩きながら族

最近よく地下鉄の階段などで、若者のくせに妙にのろのろと歩いている輩を見かける。狭い通路がつっかえて前に進めない。こういう...

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先祖のDNA

除夜の鐘が鳴り終わるころ、父親が静かに息を引き取った。94歳だった。人間94にもなれば、いつ死んでも不思議はない。しかし...

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1Q84 (No.6) 村上春樹と関西人

インターネットのWikipediaで村上春樹の写真を見た。一瞬、元首相の羽田孔に似ているな、と思った。関西でよく見かける...

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1Q84 (No.5) 記憶と時間と科学的方法

「その十秒間ほどの情景が、鮮明に意識の壁に焼き付けられている。前もなく後ろもない。大きな洪水に見舞われた街の尖塔のように...

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1Q84 (No.4) 空気さなぎを作る人々

「時間をいったん分割して細かいフラグメントにし、それを組み立てなおし、有効な音列に変えていくことに、彼は自然な喜びを感じ...

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1Q84(No.3) 物語の効力

「そう、1984年も1Q84年も、原理的には同じ成り立ちのものだ。君が世界を信じなければ、またそこに愛がなければ、すべて...

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1Q84 (No.2) 月の二つある世界

「もちろん、それだけでは足りない。そこには「特別な何か」がなくてはならない。少なくとも、何かしら俺には読み切れないものが...

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1Q84 (No.1) 村上春樹はゆっくり読め

「そこには人々の自然な共感を呼ぶものがあった。たぶん意識下にある何かが喚起されるのだろう。だから読者は引きずり込まれてペ...

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数字の真贋

素人には、骨董品の見分け方は難しい 本物と偽物の、区別がつかない 美しい絵画に、二束三文の値がついたり 古びた茶碗に、破...

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«飢えを忘れた人々